私たちの考える “体験価値”
agricreation私たちagricreation（アグリクリエーション）では、
“農”での「体験価値」を重要視し、プロダクトを構想しています。
今回は、私たちの活動の根幹になる
「体験価値」について、深掘ってみたいと思います。
体験価値とは
一般的に、体験価値とは次のことを指します。
● 感情的な価値：製品やサービスを利用することで得られる喜びや満足感などの感情的な価値
（例：旅行先で美しい景色を見たり、おいしい食事を食べること）
● 機能的な価値：製品やサービスの機能的な面での価値。例えば、使いやすさや効率性など。
（例：スマートフォンの使いやすさや操作性、自動車の燃費や快適性）
● 社会的な価値：製品やサービスを利用することで、他人との交流やコミュニケーションを通じて得られる価値
（例：SNSの利用による他人とのコミュニケーションや交流、コミュニティの参加による地域との交流。）
● 知覚的な価値：製品やサービスを利用することによって得られる、美的価値や感覚的な価値
（例：美しいデザインの製品や、香りの良い化粧品、心地よい音楽や映像作品。）
● 精神的な価値：製品やサービスを利用することで、自己実現や成長、自己表現などの精神的な価値
（例：ヨガや瞑想、芸術活動やスポーツなどによる自己表現。）
● 時間的な価値：製品やサービスを利用することで得られる、時間の節約や時間の有効活用による価値
（例：食事の配達サービスや家事代行サービスによる時間の節約、旅行会社や旅行アプリによる旅程の最適化による時間の有効活用。）
さまざまな価値の種類があり
一言で“体験価値”と言っても、広すぎますよね。
普段、何気なく使っている言葉ですが
もう少し内容を絞って発信しないと、受け手には伝わらないかもしれません。
気を付けます。。。
“農”での体験価値について
それでは続いて、“農” 分野での体験価値について考察してみようと思います。
先程挙がったそれぞれの価値に落とし込んでみたいと思います。
● 感情的な価値：例えば、直接農場に足を運び、季節の野菜を手に取り、新鮮な採れたての味わいを楽しむことで得られる満足感や喜び。
● 機能的な価値：生産者と消費者をつなぐ直売所や、オンラインストアなどによる安心・安全な農産物の提供、農業機械や農薬の技術的な進化による生産性の向上。スマート農業。
● 社会的な価値：地域の農業を支援するイベントやコミュニティ活動に参加することで得られる交流や、地元産品を活用したレストランや飲食店による地域振興の支援。
● 知覚的な価値：美しい田園風景や季節の変化を感じられる農村地域での体験、稲刈りや果物狩りなどの農作業体験。
● 精神的な価値：オーガニック（無農薬）農業による地球環境保全や、伝統的な農業技術の保存による文化的な価値、農業体験プログラムによる教育的な価値。
● 時間的な価値：短時間で手軽に調理できるカット野菜や料理キット、加工品の提供による時間の節約。
ざっと、こんな感じでしょうか。
私たちagricreationでは、現時点では
「感情的・社会的・知覚的・精神的」の4つの価値に重きを置いています。
体験することで得られる“楽しさ”とは
私が思う、体験の中で得られる「楽しさ」は
大きく次の2点だと思っています。
① 体験することで学びが得られ、学べたことで楽しいと感じる
（例：小学生のころ行った校外学習。親しいクラスメイトでの野外調理やキャンプファイヤー、諸々の準備などを通じて、楽しいのに自然と学べた体験。）
② 学びは無くても、ただただ楽しい
（例：遊園地。ジェットコースターやお化け屋敷など、楽しいアトラクションを体験する中で、スリルや興奮などの非日常的な楽しい体験。）
です。
agricreationでは、この
「感情的・社会的・知覚的・精神的」の4つの価値を重視し、その中で得られる①②の楽しさをデザイン
していきたいです。
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