あぐキッズと大人が考える 【耕作放棄地の現状と対策】

ねえねえ、最近「耕作放棄地」って言葉をよく聞くけど、それって何？？

「耕作放棄地」っていうのは、使われていない農地のことを言うのよ。日本では農地がだんだん使われなくなっていることが問題になっているの。

それはどうしてなの？

人口が減っていることや農業従事者の高齢化、農業の収益性が低くなる等の理由があるのよ。そして、耕作放棄地が増えると、地域の景観が悪くなったり、生態系に悪影響を与えることがあるの。想像してみて欲しいんだけど、とても魅力的な場所でも、一画が草木がボウボウに生えた土地だったりすると、ちょっとげんなりしない？

確かに。。。
じゃあ、どんな対策があるの？

いろいろな対策が試みられているけど、その中でも効果的なのが、農地を使いたい人と使わせたい人のマッチングを促すことなの。これには、スマホアプリやWebページを使って仕組みを作ることが有効よ。

そんなサービスってあるの？

実は、そういったサービスはすでにいくつかあるのよ。例えば、「農地バンク」や「全国農地ナビ」というWebサービスがあって、これらは農地を探している人や農地を提供したい人が繋がれるようになっているの。

ねえねえ、「農地バンク」や「全国農地ナビ」ってどんな仕組みで、どうやって使うの？

それぞれ少し違うんだけど、基本的には 農地を提供したい人が登録して、農地を使いたい人が検索できるような仕組み になっているの。どちらのサービスもウェブサイトでアクセスできるから、気軽に利用できるの。

どんな違いがあるの？

「農地バンク」は、自治体が運営しているサービスが多くて、地域ごとの農地情報が載っているの。
一方の「全国農地ナビ」は、一般社団法人全国農業会議所や全国新規就農相談センターが日本全国の農地の状況を取りまとめて、インターネット上で公表しているサイトなのよ。

それぞれのサービスで、どんなことができるの？

「農地バンク」は、農地の売買や貸借、または相続などの取引を仲介するためのプラットフォームよ。農地所有者や購入希望者が登録し、取引を行うことができたり、農地の評価や相場情報の提供など、取引に必要な情報も提供しているの。

一方の「全国農地ナビ」は、農地を活用するための情報提供サイトなの。具体的には、農業就農に必要な情報や、農地を活用したビジネスに関する情報、農業における補助金・助成金の情報などを提供しているの。また、農業に興味がある人向けの体験プログラムや、農業関連のイベント情報も掲載されているのよ。
簡単にまとめると、
「農地バンク」→農地取引の仲介サービス
「全国農地ナビ」→農業活用情報提供サイト
ってところかしら。

へぇ～
じゃあ、農地を見つけたら、どうやって申し込むの？

基本的には、農地を見つけたら、管轄の自治体へ相談するのがベターね。
「農地バンク」と「全国農地ナビ」は、どちらも「探す」「マッチング」に重きを置いているの。

「農地バンク」は、農地の取引を仲介するプラットフォームで、農地を売却したい所有者や、農地を購入・借りたい希望者が登録することで取引が成立するの。
つまり、農地を申し込むこと自体はできないけど、農地を所有している人や購入・借用を希望している人は、サイトに登録して取引を行うことができる。

「全国農地ナビ」も農地を直接申し込むことはできませんが、農業就農に必要な情報や、農地を活用したビジネスに関する情報、農業における補助金・助成金の情報などを提供しているの。
つまり、「全国農地ナビ」では、農地を活用するために必要な情報を収集し、自分で農地を探したり、農地所有者に直接交渉することができるってことね。

そうか、わかった！
これからは、農地を使いたい人や使わせたい人が簡単に繋がれるんだね！

そうね。こういったサービスが広まることで、耕作放棄地の問題が少しずつ解決されていくことが期待されているの。あぐキッズもこれを機に、農地を探してみてはどう？

ボク、、、まだ子供だよ？、、、